メルマガ配信で売上アップを目指す

メールマガジン ネット広告と集客

ネットショップを運営する際の広告や集客の方法の一つにメールマガジンがあります。

メルマガ(メールマガジン)は、メールアドレスを登録してくれたお客さんに対して、メールで様々な情報お伝えすることです。

メルマガでは、一度のメールでたくさんのお客さんに同じ情報を発信します。お店をやっている場合は、新製品やセール情報などを送ることが多いです。

メルマガといえば、「まぐまぐ」が有名です。「まぐまぐ」を使って様々なジャンルの方がメルマガを発行しています。

まぐまぐは無料で使うことができますが、メルマガの中に他社の広告が入ります。お店のメルマガとして使うには不向きかもしれませんが、広告が表示されない有料版もあります。

お店のご案内等でメルマガを使う場合は、ネットショップ運営システムにメルマガやメール配信システムが組み込まれていることが多いので、そちらを利用した方が便利でしょう。

ネットショップ運営システム内のメルマガは、注文の際に「メルマガ受信設定」といった項目があるので、お客さんが「受信する」または「受信しない」を選んでくれます。

お店の商品を買ってくれたお客さんがメルマガを受信してくれるとなると、常連さんになってくれて、お店からの新商品の案内などを楽しみ待ってくれている可能性があります。

Facebook、Twitter、LINEというようにお店の広告や告知方法が色々あり、お店のスタイルにもよりますが、メルマガ配信も集客に役立ちますので、積極的に活用していきたいツールだと思います。

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メルマガ配信を使って売上アップ

ネットショップ運営システムによって、メルマガ配信機能の有無、機能の充実度が異なるので、事前に確認してから契約してください。

低価格や無料のネットショップ運営システムではメルマガの機能が充実していない場合がありますので、その際には別に用意した方がよいかもしれません。

メルマガをこれから始める場合やまだ配信数が少ないときには、ロリポップといったレンタルサーバーで、機能の一つに簡易なメルマガ発行機能が付いていますので、まずはそこから始めてもいいでしょう。

メルマガに力を入れていて、読者が数千人以上になるお店では、メルマガ配信専門の会社を利用していることが多いと思います。

配信する数が多くなるとトラブルが多くなるので、メルマガ専門のシステムを利用した方が送達率も含め安心度が高いです。

お店の集客には、FacebookやTwitterをはじめネット広告などがありますが、お客さんがそのページを見て初めて集客につながるので、いつもそれらのを見てくれていればいいですが、たまにお店で買う程度のお客さんには影響力が弱いかもしれません。

メルマガはお客さんのメールアドレスに届くので、うまく活用すれば売上アップに直結します。

 

メルマガ配信いろいろ

メルマガ配信システムと一言で言っても、提供会社によって様々な種類や機能性がありますので、一部ご紹介します。

手軽に始められるロリポップ!

費用:月額100円~(レンタルサーバー代)。初期費用1650円。

容量:1メルマガにつき500件登録可能。コースにより最大30のメルマガが登録可能。

特長:ロリポップは格安サーバーとして有名ですが、豊富な機能の一つにメルマガ配信があります。基本、ホームページを設置するレンタルサーバーがメインで、おまけでメルマガ機能が付いているという感じです。メルマガ専門会社のように複雑な機能はありませんが、0から始めるには価格が安く、設定も簡単なのでオススメです。メルマガ読者が増えてから専門会社へ移行しても良いでしょう。エコノミー・プランであれば500件(メールアドレス)まで登録できます。スタンダード・プランでは、10件のメルマガが登録できますので5000件まで登録可能ですが、1つのメルマガにつき500件までしか登録できないので大規模になると使い勝手がよくありません。

 

使い放題のステップメール「アスメル」

費用:月額3333円。初期費用15,750円。

容量:原則、無制限

特長:ステップメールとメルマガ送信が可能。30日間全額返金保証あり。8000社以上で使われているシステム。お客さんへのメールフォローを自動化するステップメールが特徴です。資料請求やメルマガ登録のあったお客さんに、1日、3日、2週間後というようにスケジュール設定したメールの自動配信ができます。ショップのセール情報など、単発のメルマガとしてのメール配信もできます。メルマガ・サービスでは珍しく、配信数が無制限です(通常、配信数が多くなるほど料金が高くなります)。クリック率&開封率測定機能、CSVデータファイルのアップロード、属性配信などメルマガに特化した機能が豊富です。

 

本格的にメルマガ配信するならワイメール

費用:月額4980円。初期費用10,500円

容量:読者登録数、配信数、メルマガ作成数、ステップメール作成数がすべて無制限!

特長:契約者それぞれに専用のIPアドレスを使った独立システム。 無料お試し期間あり。使い放題なのに月額固定費のメルマガ配信システム。他人と同じサーバーからメルマガが配信されない独立IPアドレスを使用。スパムメールやフィッシング詐欺を防ぐSPF・ドメインキー(DKIM)認証に対応。ショップ運営に役立つステップメールや予約配信をはじめ、60以上の機能を備える本格派。これからメルマガを始める方にはここまで機能はいらないかもしれませんが、今後の成長を考えたり、会員数の多いメルマガを発行するなら◎

 

携帯メルマガを0円から:スマートメール

費用:月額0~5000円(登録件数による) 初期費用0円

容量:登録件数10,000件まで

特長:携帯メール配信に特化(ガラケー時代のメルマガ)。デコメ絵文字の送信が可能。携帯やスマートフォンでメルマガ原稿の作成ができ、配信設定も可能。最初は利用料0円からのスタートして、登録件数が100件以上になったら有料に移行できる。携帯メルマガなので実店舗でも導入しやすい。※トップページの更新が2016年から止まっており運営状況が不明。

※料金体系やサービス内容は執筆時のものです。詳細や現状については各社ホームページにてご確認ください。金額表示は税別価格です。

 

メルマガで気をつけること

メルマガは、売上アップにとても役立つものですが、お店を始めた頃は見ず知らずの人にメールを出すというのは緊張するものだと思います。

私は20年以上メルマガを発信していますが、送信する前には未だに落ち着かなくて、何度も何度も文章をチェックしています。

最終的にメルマガを送信するときは、ちょっと勇気を出して「えいっ!」とセットボタンをクリックしています^^;

緊張しながらも、送信する前に確認する・気をつける点は、下記のようなものがあります。

・失礼な言葉遣いはないか

・分かりやすい文章で書かれているか

・商品ページ(URL)の記載は間違っていないか

・セールの開始日時や期間は正確か

・お客さんを不愉快にさせてしまうような内容ではないか

・お客さんのメールアドレスをどこで取得したか明記があるか

・メルマガ解約の案内は分かりやすいところにあるか

・誰が発行しているのか明記してあるか

正確な情報を伝えること、礼節やルールを守ることだけではなく、お客さんに興味を持って読んでもらえるか、掴み、笑い、楽しみといった演出的な点も考えないといけません。

お店によっては、店主の毒舌な内容が面白いところもあるのですが、普通のお店ではそんな冒険はなかなか難しいです。 

お店のスタイルを守りながら、そこそこ面白いメルマガを作るというのが一般的だと思います。

 

色々なメルマガを読んで参考にする

メルマガといえば、「まぐまぐ」が有名です。芸能人、ジャーナリスト、投資家をはじめ、個人の方でもたくさんのメルマガを発行しています。

どのようにメルマガが構成されているのかを勉強する意味でも、様々なサンプルのメルマガを読んでみる事をお勧めします。

まぐまぐに限らず、メルマガ購読者の多いショップや競合店などのメルマガは読んでおきたいものです。

有名人や業界人等が出すメルマガをまねして、自分が有名人になったような勘違いメルマガを出してしまう人がいます。特別なカリスマ性があれば別ですが、お客さんは引いてしまうと思います。

演出は大切ですが、どこまで過剰演出するかは十分考えた方がよいですし、身の丈にあった話題を提供する方が親近感があるメルマガになると思います。

 

メルマガの怖い点は修正ができないところ

ホームページやブログであれば、後から修正が出来ますが、メルマガは送ってしまったらそれまでです。

セールの開催日時、お客さんを誘導したいページのURL、クーポンの有効期限などを間違ってしまった。その他誤った情報を掲載してしまった・・・となるとかなり面倒になります。

修正があれば、再送信ということも出来なくはないのですが、何度も送るとお客さんに嫌がられます。

セール情報をご案内しているのに、開催日が間違っている、セール商品のURLをクリックしてもたどり着けないとなると致命的です。

間違いを指摘してくれるお客さんもいますが、大概がスルーしてしまうと思います。結果、セールは失敗ということになりかねません。

基本、メルマガは一発勝負です。ここが緊張するところでもあります(笑)

 

お客さんとの距離が縮まるメルマガ

メルマガは気苦労があっても、直接お客さんに情報を伝えする重要な役割を果たしてくれます。

特にセールや新入荷関連のメルマガ送信後は、ホームページへのアクセスがぐっと伸びます。

以前ほど即効性はなくなったという方も多いですが、メルマガを楽しみしてくれているファンやお客さんもまだいます。

スパムメールが増えて、メルマガに登録してくれる方も以前に比べると少なくなりました。

しかし、お店や商品を気に入って購入してくれたお客さんは、お店からのメルマガを待ってくれています。また、楽しみにしてもらえるように工夫するのがショップの腕の見せどころです。

常連さんのためのメルマガ企画を行ったりすることができて、お客さんとの距離が縮まるのでお店としても楽しんでやってみて欲しいと思います。

過去には、メルマガごとに1千万円以上の売上を上げている中小ショップもあって話題になりました。読み応えのあるメルマガ、こだわりのあるメルマガなどは、お客さんへのアピール度がものすごく高いです。

 

直接お客さんにアプローチできる

お客さんへの告知には、ブログやFacebookなど様々なツールがありますが、それらはお客さんに自主的にページをみてもらわないとなりません。

よほどのファンでなければ、毎日または毎週チェックしてくれることは少ないでしょう。

その点、メルマガは多くの方がメールを日々チェックしていると考えると、お店からお客さんに直接アプローチしやすいです。

特にスマートフォンや携帯電話の場合は、かなり高い確率でメルマガを読んでもらえると思います。

直接、お客さんにアプローチができるため、気をつけたいことが色々あります。ホームページやブログで告知するのとは、また違ったマナーが必要です(以下で一部をご紹介)。

 

メルマガ解除の方法は分かりやすく

スパムメールが増えたことで、メルマガを受信することに神経質になっているお客さんもいます。

メルマガでクレームを受けないためには、メルマガ解除の方法を分かりやすく明記することが必要です。これは必ず守るべきマナーだと思います。

メルマガ配信システムによっては、自動的にメルマガ内に解除方法が記載されるものがあります。

ショップによっては、メルマガを解除されたくないので、わざと分かり難くくしたり、手続きを面倒にしていることがありますが逆効果だと思います。

基本は、メルマガの分かりやすいところにワンクリックで解除できるURLを記載することです。

メルマガの解除方法が分かりにくかったり、面倒だとお客さんの反感を買って余計なクレームに繋がるかもしれません。

 

メールアドレスの取得先を明記する

どこからお客さんのメールアドレスを取得したのか伝えることも大切です。

お客さんによっては、メルマガを登録したことを忘れていて、悪質なスパムメールと思われてしまうことがあります。

個人情報が流出しているのではないかと不安に思うお客さんもいます。

どこから私のメールアドレスを取得したのですか?というお問合せを多数受けると、そのたびに説明をしなければならないので手間がかかります。

そこで、「ご購入の際にメルマガに登録いただきましたお客様に送信しています」というような案内がメルマガの分かりやすい位置にあるとお客さんの理解をえやすいと思います。

お客さんに安心してもらうという意味でも、誰が発信しているのかが分かるように、お店のホームページアドレスやお問合せ先も記載しましょう。

 

メルマガを送りすぎるのはダメ

メルマガを送る頻度も注意しないといけません。多すぎても少なすぎても効果が落ちます。

とにかく売りたい!と思っているショップさんは、メルマガを何度も送ってくるところがありますが、節度を持ちましょう。

メルマガの送信が多すぎる場合は、お客さんからウザイと思われて、メルマガ解除に繋がります。

頻繁に情報を送りたいのであれば、twitterの方が向いていると思います。こちらは元々つぶやき系ですので、内容にもよりますが、クレームに繋がるほどのことはないと思います。

逆に、メルマガが少なすぎる場合は、やる気がないと思われてしまって、効果が薄れてしまう可能性があります。

送信回数の節度は守っているものの、毎回、同じような内容でメルマガを送ってくるお店があるのですが、それでは意味が無いかもしれません。

ただ、メルマガ発行のたびに割引クーポンなどを配っている場合は、メルマガの内容は別として、お客さんがクーポンを楽しみにしていてくれるかもしれません。

内容が乏しいかったり、何か期待させるものがないと解除されてしまうことがありますので、せっかくお客さんに直接ご案内できるメルマガですから、それなりの準備をして出しましょう。

 

プロ野球の優勝セールは注意?

全国の不特定多数の方にメルマガを送っていると考えると、プロ野球の優勝セールのような熱烈なファンが関わるものは気をつけたいです。

あるショップで、店主の応援する読売ジャイアンツが優勝したということでお祝いセールをやったことがありました。メルマガでも大々的に告知をしていました。

ところが、優勝できなかったチームのお客さんからクレームが殺到したらしく、翌日にはお詫びのメルマガを送っていました。せっかくのセールが台無しになったようでした。

地元チームを応援するローカルなお店なら問題ないでしょうが、全国にいるお客さんにメルマガを配信している場合はなかなか難しいです。

自分の熱狂度でメルマガで喜びを伝えてしまうと、負けたチームのファンから反感を買ってしまうことがあります。

特にプロ野球やサッカーは各地に熱狂的なファンがいます。優勝できるのは1チームだけでその他多数となるチームのファンを敵に回して、セールをやっても余り得はないように思います。

楽天に出店していて、楽天イーグルスが優勝したのでセールをやるというのであれば、関係性が明らかなのでお客さんも理解してくれると思います。

メルマガのネタとして野球の話をしたい、優勝セールをしたいのであれば、負けたチームにも気を配って内容に配慮された方がよろしいと思います。

ブログで好きな球団の優勝を祝うのであれば問題ないと思いますが、わざわざお客さんに連絡するというメルマガでは、気分を害するお客さんがいるのでは?というのはよく考えないといけないことでしょう。

 

メルマガを送信する時間帯に気をつける

昨今は、スマートフォンを利用してネットショッピングを楽しむお客さんが増えてきました。

スマホでメールを読んでいるお客さんも多いので、夜中にメルマガを送ってしまうのは気をつけたいです。

PCのメールアドレスであれば特に時間を気にしなくてもよいと思われがちですが、転送設定などでスマートフォンでメール受信している方も多いようです。

こういったことから、メルマガが送信できる時間帯というのは限られてきますので注意してください。

 

メルマガはお客さんとの距離を縮めてくれる

簡単にメルマガのマナーのようなお話をさせていただきましたが、大切なお客さんにメールを送る気持ちを忘れないようにしたいと思っています。

私がメルマガを送るとき、メルマガマナーの他に、お店や自分の近況、感謝の気持を伝える、新製品やセール情報という内容で考えています。

実は、販売に関しては二の次だったりします。利用者の立場から考えたら、買って買って!というメルマガはウザイと思うからです。

お客さんとの距離を縮めること、お店を忘れないでいてもらうこと、いつも購入してくれるお客さんに感謝の気持ちを伝えること、そして、扱っている商品のウンチクといった内容の方が、お店のコアなファンを維持していけると感じています。

もちろん、バレンタインやクリスマスなどのイベントにはセールをやりますから、メルマガもセール情報一色になることはあります。でも、それはお客さんも楽しみにしてくれているところだと思うので、花火を上げるようバーンとやります。

常にセールやクーポンを配るといった機械的なメルマガを送ることも別に悪くはありませんが、メルマガの扱い方はお店によって様々というところでしょう。

気をつけることはいくつかありますが、約束ごとを守れば決して難しくないメルマガです。 有効活用して、販促に役立ててください。

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