発送日と配送日の違い

発送日 ネットショップの商品配送

通販でよく使う単語ですが、発送日配送日の違いを説明してくださいと言われたらどう答えますか?

お客さんの中には、発送と配送をごちゃまぜで使っていて、どちらの意味で取ればいいか困るケースがあります。

ネットショップ側でも、発送と配送を間違えて使ってしまって、お客さんを混乱させてしまうことがあります。

 

発送と配送の違いは、辞書で調べると下記のようになります。

・発送:荷物や郵便物などを送り出すこと。

・配送:配達して届けること。配達と発送。

漢字を良く見れば、「発」と「配」からその違いが分かりやすいですが、注文の流れでいけば、発送して配送するということになると思います。

 

お店側がお客さんに対して、「発送日は2月14日です」といったら、どういう意味だと解釈されますか?

本来の意味は、お店で商品を出荷するのが2月14日となるはずですが、お客さんの中には到着日が2月14日だと思ってしまう方がいます。

「発送日は明日の予定です」とお店側が伝えた場合、お客さんの中には「明日に届く」と思ってしまう方がいます。

こうなると荷物が届かないといって、クレームになってしまうことがあります。

お店側としては、「発送した日には届かないですよ。早くても発送の次の日に到着するので・・・」と思ったところで、お客さんの勘違いに気がつくことがあります。

 

お客さんから時々いただくご依頼で、「発送日を○月○日にしてください」といったものがあります。

「発送日を2月14日にしてください」というように依頼されたとしたら、「配達日を2月14日にしてください」という意味の可能性が高いと思います。

しかし、発送日=荷物を出荷する日ですから、正確には「2月14日に出荷してください」という依頼になるはずです。

困ったことに、お客さんが勘違いして言葉を使っているのか、または、しっかり理解して使っているのか判断に迷うことがあります。

言葉通り「発送日を2月14日にしてください」と依頼されている場合、多少不自然な依頼かもしれませんが、その日までには必ず出荷してほしいという意味合いであったり、配達日指定が不可能な場合は出荷日を指定して受取日を調整したい意図があるのかもしれません。

判断に迷うときは、お客さんに確認するのが一番ですが、ここでお客さんに恥をかかせないように注意する必要があります。

お客さんの言っていることを一度で理解しないで聞きなおしたりすると、馬鹿にされたと感じて気分を害してしまうお客さんがいます。

多少神経を使うことですが、失礼のないように確認を取りたいものです。

 

私のお店では、誤解が生じる「発送」や「配送」という言葉を余り使わないようにしています。

電話で話すときは、「はっそうび」と「はいそうび」は、はっきり言わないとどちらなのか分かり難いことがあります。

そこで、商品を発送する日は「出荷日」、お届け先に配送する日は「配達日」または「お届け日」というように分かりやすくしています。

全国には様々なお客さんがいて、言葉の理解度も様々なので、誰が見て聞いても間違えないような単語をできるだけ使うようにした方がよいかと思っています。

 

今回は、発送と配送といった言葉から生じるトラブルに関係したお話ですが、別の単語や言い回しでも誤解が生じることがあります。

テレビ番組の「秘密のケンミンSHOW」を観ていると、地方によって言葉の使い方が大きく異なっていることに驚くことがあります。

言った言わないのクレームでは、単純な言葉の理解度によって生じるトラブルがあります。

どうしても話がかみ合わないようなときには、使う単語をシンプルにして、分かりやすく伝える方が理解し合えることがあります。ただ、余り幼稚な単語を使うと、馬鹿にしているのかと怒られるかもしれませんので注意が必要です。

また、自分が理解していると思った言葉でも、実は違う意味であったり、使い方によっては別の解釈ができてしまうことがあります。分かっている言葉でも頻繁に辞書を引くくらいの心構えがあった方がよいかもしれません。

聞く側の立場では、お客さんの意図することを理解するように努力して、伝える側では、分かりやすい言葉で読みやすい文章でメールなどを送るということは常に気をつけたいものです。

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