仕入れサイトNETSEAで個人情報流出

2016年4月に、仕入れサイトとして有名なNETSEAで個人情報が流出する事件が起きました。

NETSEAは、BtoBで知られる仕入れができる卸売の大手です。元々は、DeNAが運営していたサイトですが、2015年5月にオークファンが買収しました。

ホームページで公開されている情報では、会員情報が13万件以上、さらに、クレジットカード情報も7千件以上が流出した可能性があるそうです。

平成27年4月1日~平成28年4月15日までの間に、会員情報を登録または変更された方が対象になります。

 

株式会社NETSEAホームページでのお詫びより一部抜粋:

このたび、当社B2B卸プラットフォームサイト、「NETSEA (https://www.netsea.jp)」(以下「当サイト」といいます)において、 第三者による不正アクセスの疑いがあり、お客様のクレジットカード情報を含む個人情報が外部に流出した可能性があることを確認いたしました。 お客様および関係者の皆様におかれましては、多大なるご心配、ご迷惑をおかけいたしましたことを、心よりお詫び申し上げます。(参照元:株式会社NETSEA/平成28年4月27日  https://netsea.co.jp/press/20160427.html/)

当サイトでも何度かご案内したことがありますので、ご登録されている場合は、NETSEAにアクセするためのパスワードを変更されることをおすすめします。

パスワードを使いまわしている際には、他のサイト等で使用しているパスワードも変えた方がよいでしょう。特にYahoo!やGoogleなどメジャーなサービス、銀行などの金融機関のアクセスに同じパスワードを使用している場合は用心した方がよろしいと思います。

もし、クレジットカード情報をNETSEAに登録されているケースでは、万が一、不正に使用されるようなことがあればカード会社から連絡が入ると思いますので、カード会社に登録してある情報が最新の連絡先になっているか確認されることをおすすめします。カードの明細書も確認しましょう。

クレジットカード情報が盗まれた可能性が高いのであれば、多少不便があっても、再発行(番号を変える)してもらった方が安心だとは思います。

ネットショップが集まる卸販売サイトで個人情報が流出してしまうことになるとは、とても残念です。本来なら、ネットショップのお手本になるようなサイト運営をすべきところでしょう。

サーバーの脆弱なところを狙われたようですが、近年は大手でも簡単にやられてしまう印象があります。

ネットショップやネットビジネスを運営して個人情報を預かる立場になった際には、情報の流出は特に気を付けなければならないことです。

個人情報は、お店で管理する部分もありますが、多くは借りているショッピングカートシステムやサーバーに依存することになります。

ご自身の利用しているサービスが、安心して情報を預けることが出来るものであるか、この機会にじっくり調べてみてはいかがでしょう。

 

クレジットカード情報が流出した際には、企業が下記のようなコメントを出すことがあると思います。

クレジットカード会社にて不正利用と確認された場合、カード所有者様のご負担が発生することはございません。

お客さんを不安にさせないために必要な文面と思いますし、身に覚えのない請求があれば払う必要はないです。でも、不正利用されたら、その負担を誰がするでしょうか?

クレジットカード詐欺にあうとどうなるか?の項目でも少し書きましたが、クレジットカードが悪用された時には、そのカードが使われたお店がその損失を負担させられる可能性があります。

カード会社には流出したカード情報があり、クレジットカード利用のモニタリングをして不正利用を防止するそうですから、きっちり網をはってもらって、どこかのネットショップさんに理不尽な負担がまわってこないようにお願いしたいところです。

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