アマゾン・ジャパンで中古車の販売が始まる

2014年6月3日からアマゾンで中古車の販売が始まりました。

愛知県の株式会社ネクステージがアマゾンに出品する形で販売しています。

執筆現在は、55万円、44万円、33万円という3つの価格(車体価格と登録諸費用等込み)で車種が揃えられています。

これが良い例になれば、全国の中古車販売会社が出品する形になるのでしょう。

2014年4月8日にはお酒の販売も開始しており、 アマゾンの勢いは増すばかりです。

 

楽天市場では、中古車をはじめ、新車が安く買えたり、車のリース契約もできる会社が出店していますので、車がネットで買えてもそれほど驚くことではないかもしれません。

楽天の新車販売では、ディーラーで面倒な価格交渉をしなくても割引を得られたり、楽天ポイントも付くのでお得に感じて買う方もいます。

大げさではなくて、スマホから新車が変える時代です(注文後、売買に関する正式な書類等のやり取りはあります)。

 

だいぶ昔の話になりますが、高級車をネットで販売していた会社がありました。

Yahoo!Japanと組んで(正式な契約形態は不明)、大掛かりなプロモーションが行われていました。しかし、その会社は倒産しました。

高額なお金を払ったのに、車を手にすることができなかったお客さんが何人もいて話題になったことがあります。

暫くは誰もネットで車を買おうとは思わなかったでしょう。

今では、本しか売っていなかったアマゾンが車を売っても不思議ではない時代になりました。

 

アマゾンの中古車販売で、現時点で出品されている車を見ると10万キロ前後走った車が多いようです。よほど無頓着か、特別な興味が無い限り避けられてしまう車でしょう。

展示場では売れない、大手中古車情報サイトGoo-netに出してもお客さんに見向きをされない、日本では売れないので第三国へ輸出するしかないような車をアマゾンに出しているような雰囲気を少し感じました。

日本車は丈夫ですし、車検制度もしっかりしているので10万キロ走行していても問題ないと海外では人気ですが、日本では修理代が高くなるので避けられる傾向があると思います。

他では売りにくいのでアマゾンで売ってみるというのも一つの策なのかもしれません。

最初は価格帯の安いものから始めて、ポピュラーになれば、しっかりした車や高級車さえも出てくることになるのかもしれません。

車は高額商品になりますので、アマゾンは場所を提供するだけで手数料がガンガン入って笑いが止まらないかもしれません。

 

車には細かい手続きがありますので課題はありますが、将来、アマゾンが新車販売に参入して、アマゾンが大量購入する(契約する)ことで、新車が安く買えるというシステムが出てきたら面白いと思います。

すでに電化製品などは大量購入で安売りが行われていて、それに車が加わったとしても驚かない時代に来ていると思います。

ただ、それをやられると存続の車販売店やディーラーは恐怖を感じてしまうでしょう。

アマゾンの勢いが強いので、価格競争にさらされても、高い手数料を払ってでもアマゾンで販売して共存するのか、地道に自店の道を歩むのか、迷うショップさんが増えてくるかもしれません。

アマゾンの箱入りで配達される新車

 

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