個人運営のネットショップは10年がきりだとよく感じます。それ以上、個人で続けるのは大変なんです。。。
金持ち父さん貧乏父さんの著書で有名なロバート・キヨサキさんが語られていましたが、個人でお店を運営するのは10年間が限度。これは私も強く感じます。
最初は熱意のあったネットショップでも、10年くらいで転換期を迎えます。
これはお店に限らず、お医者さんや専門職の方にも同じことが言えるそうです。
やっぱり普通の人間でしたら10年間同じことをやってくると飽きてしまったり、熱意が冷めてくるものです。
そんな時期に、転職したり留学したりしてステップアップする人も多いのではないでしょうか。
キリのいいところが10年であるのか、5年であるのか、その人によるのでしょうが、私の場合は5年目くらいから迷い始め、10年で転換期を迎えました。
このサイトをお読みになっている方は、これからお店を始めようとか、まだ始めたばかりという方が多いのですが、あえて10年後のことを書かせていただくのは、計画が大切ということをお伝えしたいからです。
ネットショップの成功物語を描くことも大切ですが、もっと大きな意味で10年後に備えて何ができるのか?
まず、簡単なことでは、儲かっているからといってお金を無駄遣いしないことです。
これは私自身も反省する点が多いのですが、私の周りでもネットショップを始めて儲かり始めると高価な時計や宝飾品を買ったり、高級車を買ったり、マンションを買ったりと稼いだお金を使い切ってしまう方がいます。
自営業の怖いところは、サラリーマンや公務員のように毎月決まったお給料はもらえません。これは大きな不安材料です。儲かっているときはイケイケモードで忘れてしまうのですが、毎年同じように稼げるとは限りません。
今年はものすごく儲かったからといって、儲けをすべてを使い切ってしまったとき、翌年の税金が納められないなんてことにもなりかねません。
ネットショップに限って言えば、現在は検索エンジン対策が重要になっています。SEO対策と呼ばれるものです。
簡単に言えば、Yahoo JapanやGoogleからお客さんに検索してもらって、いかに自分のお店にたどりついてもらうかが大切になっています。
ただ、検索アルゴリズムは常に進化していて、キーワード検索で先月は一位で表示されていたのに、今月は30位にも入っていないということが起きます。
他に集客手段を備えていないと、その瞬間から、売り上げが数百万から数十万、数十万円から数万円に落ち込むことがあります。
雑誌のインタビューや楽天市場出店の資料を読んでいると、ネットショップオーナーが自信満々に自分たちの成功を語っています。
私も毎月のように雑誌に載せてもらった時期がありましたが、思い出すと少々恥ずかしい気がします。
成功していいなあと思うかもしれませんが、10年後も同じように経営している人は意外に少ないかもしれません。
私の周りでも10年以上前に有名といわれたお店で、今現在も同じ勢いで運営している個人ショップは限られます。
少なくともトレンドから外れてしまったり、他の勢いのあるネットショップに隠れてしまって、以前のように有名ショップとして注目されることはありません。
悪い例いえば、倒産してしまうネットショップもたくさんあります。
お気に入りのショップのホームページをブックマークしておいたのに、ある日見てみたら無くなっていたということはありませんか?
単にホームページアドレスを替えたケースもあるでしょうが、ネット社会の速い進化について行けずつぶれてしまったり、ネットでの厳しい価格競争で敗れてしまったショップもあります。
ネットで成功して書籍を出したような人でも、こういった憂き目にあうことがあります。
運営を続けていても、日々の運営に疲れ果ててしまって、ここ数年特に代わり映えしないお店も結構あります(私も一時期こういった時期がありました)。
家族を養うためにはお店はやめられない・・・でも、もう終わりにしたいそんな雰囲気です。
もちろん、良い例もあります。小さなネットショップをスタートに会社を大きくした人、ネットショップのコンサルタントなど経験を活かして常にステップアップを続けている人、ネットで儲けたお金を投資して半リタイア生活を送っている人などです。
ぜひ、10年先をみて計画を立ててみてください。