連休で旅行に出る前に自宅とお店の防犯対策をしましょう

お店の防犯対策 ネットショップに役立つもの

全国で強盗事件が多発して、特に組織的に動いている犯罪グループが暗躍する近年の状況を考えると、防犯対策はネットショップを運営する方にとっても心配の種であると思います。

ネットで流行っているお店はわかりやすいので、ここのお店は儲かっていると思われると、ターゲットに選ばれてしまう可能性はゼロではないと思います。

特定商取引法に従って自宅住所を公開している場合は、目をつけられやすい状況になっているかもしれません。

空き巣に入られれば、現金をはじめ換金できるような物が盗まれます。フリマや買取店などで売りやすいブランド品などを扱っていれば、狙われやすいターゲットになっても不思議ではありません。

小さなネットショップの多くは、自宅兼お店(自宅兼オフィス)というスタイルで運営していると思います。自宅にいる家族が巻き込まれてしまうことがないように、防犯対策はしっかりしておきたいところだと思います。

ゴールデンウィークや夏休みに、お店を休みにして旅行に出かけるときは、旅行の計画や準備だけでなく、防犯対策も検討されてはみていかがでしょうか。

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空き巣に入られたときのこと

私の家では泥棒に入られたことが一度あります。私は不在で、家族が帰宅したタイミングで鉢合わせてしまいましたが、泥棒がすぐ逃げたので被害は割られたガラスだけですみました。

泥棒は家の裏側にある部屋の窓を割って侵入していました。十分物色する間もなかったようで、家の中は荒らされることもなく、何も盗まれていませんでした。

私が帰ってきたときには、門は警察官でガードされ、警察の車両が道や庭に何台も停まっていて、道にはご近所さんの人だかりができていて、何事かと思ったものです。

家族が警察に通報した後、鑑識の人なども含めて10人以上の警察の方が来てくれて、家の中が警察官でごった返しているという異様な光景でした。

家の中は何も荒らされていなかったのですが、警察には家中を調べられて、家族全員は指紋を取られて(犯人の指紋と判別するため)、泥棒に入られている被害者なのにガサ入れされているような気分でした。

ある部屋に警察官が入ろうとしたとき、「その部屋は乱雑で物で一杯なので見ないでください」と言ったところ、異常に興味を示してきて、入ったらだめなんですか?調べないと重要な証拠が出ないかもしれませんよ?などと迫られました。

仕事を忠実になさっていたとは思いますが、こちらが何かヤバイものを隠しているような扱いに感じて、ゲンナリしてしまったのを覚えています。

被害に合うのも大変ですが、その後も色々と大変です。運良く部屋は荒らされなかったので掃除や修理はしなくて済んだのですが、警察の方からは、何度も何度も話を聞かれますし、空き巣犯と出くわした家族は、警察署に行って似顔絵を作る協力や顔写真の確認などをしなければなりませんでした。

何も盗まれなかったのは不幸中の幸いでしが、もし家族に被害が及んだらと思うと、何も対策をしていなかった自分がとても愚かに思えました。

詳細は控えますが、その後、3~4ヶ月後に犯人が捕まりました。一度、空き巣に入られた家はまた狙われるという話も聞いていたので、とても安堵しました。

動画:防犯カメラが見た、犯行の瞬間の数々↓

 

空き巣に入られたとしても警察には通報したくない?

事件以降も何回か警察官が来て、玄関先で簡単な質問をされたりしました。

ある警察の方がこられたとき、少し話をした後、コピー機があれば使わせてほしいというので部屋(事務室)に案内しました。

仕事をしている部屋なので、たくさん商品が並んでいて、その警察官が「すごい数ですね。これ全部ネットで売っているんですか。この○○(ブランド名)で警察官に似合うデザインのものとかないですかね?」と聞いてきました。

空き巣の件で来られているはずなので、余計なことはなるべく言わないように話を流していたのですが、商品を眺めながら「これいいですね~、これいいなあ~」としつこいくらいに繰り返し言ってきました。

あくまでも私の妄想ですが、「よろしかったら一つ差し上げましょうか?」といった言葉を期待しているような圧をすごく感じました。

警察が犯人を探してくれる手間を考えたら、商品を一つ差し上げるくらいのお礼はいいんじゃないかと思ったりもしましたが、妙な威圧を感じる中で馴れ馴れしい言葉を使っていて、この方は色々なところでこういったことを繰り返しているのではないか?と疑念を持ちました。

私のゲスな勘ぐりですが、一度何かを差し上げてしまったら、次もまた来られてしまうかもしれないという不穏さも感じました(アメリカの刑事ドラマの見すぎかも^^;)。

事件に関してはほとんど話をしていなかったので、仕事で来たとは思えない状況でした。コピーさせてほしいという口実も、わざわざ被害者の家でしなくても、その辺のコンビニに行けばできますし。

なかなか帰ってくれなくて、正直、我慢比べのような感じがしました。早く帰ってほしい、泥棒よりこっちの方がよっぽど厄介だと思ったほどです。

この体験から、もし、また空き巣に入られたとしても、被害が小さければ、警察には通報しない、できればしたくないと思っています(泣)

泥棒に入られて被害をうけるのも嫌ですが、警察とのやり取りも大変で、泥棒に入られないための対策が必要だと思った出来事でした。

実店舗やオフィスの多くはセコムやアルソックに加入している

泥棒に入られない予防策を考えたとき、まず思い浮んだのは、セコムアルソックといったセキュリティ会社でした。

周りを見渡すと、いろいろな会社やお店でセコムやアルソックのステッカーが玄関や窓に貼られていると思います。

ちょっと大きなお宅でも、セコムやアルソックのステッカーなどが貼られていて、それらは会社の社長さんや重役さんのお宅だったりすることがあります。

セキュリティ対策を取っていることをアピールできれば、泥棒に入られる確率は低くなるかもしれません。

侵入して警報が鳴ったり、警備会社の隊員が駆けつけてくる家より、セキュリティ対策をしていない家やオフィスの方が、素人感覚としては狙われやすいような気がします。

セコムと契約していないのに、セコムのシールだけを玄関などに貼っているお宅が結構あるようです。

セコムのシールをコピーしたものを勝手に作って、フリマで販売していた人が逮捕されたことがありますが、本来、契約していないのにセコムのシールを使うことはできません。

シールを貼っただけでどの程度効果があるか分かりませんが、それでもお守りのように使っている人が多いというのは、それだけ認知度が高いということでもあるでしょう。

ホームセキュリティといえばセコム

セコムは半世紀以上の歴史があり、ホームセキュリティでは一番有名でしょう。

セコムと契約していれば、不在時や就寝時でも、セキュリティシステムをセットしておけば、侵入者を自動検知してセコムへ緊急信号を送信してくれます。

必要であれば、すぐに緊急対処員と呼ばれる隊員が駆けつけてくれるという安心感があります。

知り合いのお店の話ですが、アルバイト店員に閉店作業を任せたところ、エアコンを消し忘れて帰宅してしまって、風でカーテンが揺れたことで警報が発信され、夜中にセコムの隊員が駆けつけたことかあったそうです。

セコムにとってはいい迷惑だったと思いますが、それくらいしっかり対応してくれるという証でもあったと思います。

セコムには、自宅/自宅兼お店/会社ビルなど様々な契約形態があり、料金もそれぞれ異なります。

自宅兼お店の契約でセキュリティシステムをレンタルした場合、月額9,570円に加え、初期費用工事料73,040円、保証金20,000円(契約満了時に返却)が必要です(2023年現在、税込)。

自宅のみの契約では月額7590円ですので、自宅兼お店は少し高くなりますが、別々に契約すると思えば、多少割安感があるかもしれません。

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月額約1万円+初期費用を高い安いと判断するのは、お店の売上や従業員の数などにもよると思います。

商品の在庫が豊富で、一度侵入されたら数百万円以上の被害になるようであれば、セコムとの契約は高いものではないでしょう。

女性スタッフばかりのお店では、ボタンを押すだけで警報が発せられセコム隊員が駆けつけてくれるので、安心して働きやすい環境になるかもしれません。

個人経営のネットショップで考えると、初期費用も含めて最初の1年だけで20万円くらいかかるので、負担が大きいと感じることがあると思います。

契約期間も懸念材料になります。セキュリティシステムの機材をレンタルする場合、まず5年契約が基本で、それ以降は1年毎の自動更新になります。5年未満の解約では、解約金や設備撤去費用に加え、保証金は戻ってきません。

不法侵入があれば、駆けつけてくれるサービスは心強いですが、巡回地点や出動する各ステーションからの距離によって、5~10分というように短時間で来てくれるとは限りません。

慣れた空き巣犯であれば、隊員が着く頃には盗みは完了して逃げている可能性があります。

泥棒に入られて高価な商品を盗まれたといった被害のニュースが時々ありますが、映像を見るとドアにはセコムのステッカーが貼られていたりします。

もちろん、セコムを導入していて盗難を防いでいるケースもたくさんあると思うので、泥棒に完全にやられてしまうことは全体で見ればごく一部のことだろうと思います。

また、セコムの警報が作動すれば警備員が駆けつけてくることは知られているので、泥棒は5~10分といった短時間で逃げなければならず、被害が抑えられるという考えもあるようです。

セコムには補償制度があり、現金・貴金属・美術品などで50万円、家財で最大200万円、建物損害時には修復費用見舞金として最大100万円まで補償してくれます。

小さいお店であれば、別途保険に契約しなくても、この補償で空き巣被害に対応できるかもしれません。そう考えると、保険+セキュリティ対策ということで、金額が見合うか考えてみることもできると思います。

自宅兼お店で警備会社と契約するときに気になるのが、家の鍵を預けることです。

警報があれば、室内に入って被害や現状確認をするので、鍵を預けるのは必要と分かっていても多少抵抗があります。実際、隊員が勝手に自宅入って、貴金属が盗まれたといった被害もあります。

警備会社ではありませんが、ある有名俳優が住む高級マンションで、その俳優のファンであった管理会社の人間が、合鍵を使って勝手に部屋に侵入していたといったニュースもありました。

本当にごく一部の不届き者が行っていることだとしても、どの組織にもやばい人はいるので一抹の不安はあるものだと思います。

自宅兼お店となると、一緒に住んでいる家族のこと(特に女性や子供)、お店のこと、両方を考えないといけないので、判断材料が多くなって迷ってしまうかもしれません。

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低コストで手軽に設置できる防犯カメラ

セコムやアルソックといったホームセキュリティシステムを導入することを躊躇してしまう理由の一つに、初期費用と月額費用の負担が大きいことがあると思います。

そこで、契約の必要のない防犯カメラを自分で設置してみるのはどうでしょう。

自分で防犯カメラを購入して設置すれば、購入と設置にかかる初期費用の負担だけで利用ができると言っていいと思います。

光回線などを契約していてWi-Fiが使えることが前提ですが、通信費もそれほど高いものではないと思います。

Wi-Fi対応の防犯カメラであれば、侵入者を検知すると自動録画して、スマホに通知がきますので、何が起こっているのか状況確認がしやすくなります。

屋外と屋内の両方に防犯カメラを設置できれば、安心度がさらに高くなると思います。

何も知らずに帰宅した家族が、自宅で泥棒と蜂合わせて被害をうけることは避けたいので、その対策としても役立つと思います。

私の利用しているTapoの防犯カメラでは、家族のスマホにもアプリを入れて、防犯カメラの映像が見れるようになっています(最大2台まで共有可)。⇨Tapoカメラで家族などと情報を共有する方法

防犯カメラを設置しただけでは、泥棒を防ぐことはできないかもしれませんが、玄関先やお店の入口付近などに設置してあれば、セキュリティ対策をしている自宅やお店として、泥棒が避けることがあるかもしれません。

万が一、泥棒に入られても、映像が残っていれば犯人の特定に役立つことがあります。また、侵入された時間も分かることで捜査に役立つでしょう。

コロナ禍から無人販売のお店が増えましたが、こういった防犯カメラが導入されていることが多く、料金を払わずに商品を盗む犯人の特定に至っているケースがあります。

Wi-Fi対応の防犯カメラには、通話機能がついているものがあり、玄関先に設置すれば、訪問者に話しかけることができ、在宅を装うことが可能です。

防犯カメラの設置については、防犯カメラを設置してお店や自宅の安全対策を強化をしようのページで詳しくご案内しています。

防犯カメラを設置してお店や自宅の安全対策を強化をしよう
自宅やお店のセキュリティ対策の一つとして役立つ、Wi-Fiネットワークカメラ(防犯カメラ)をご紹介します。

防犯カメラはトラブルの多い機種もありますので、amazonで購入を検討する際には、サクラレビューチェッカーでレビューの信憑性や出品者の信用度などを調べてから購入することをおすすめします。

防犯カメラの映像:住宅に白昼堂々と空き巣に入れる↓

外出先からも通話できるインターホン

泥棒が家にだれもいないことを確認する際、インターホンを鳴らして応答があるかで探りを入れることがあるそうです。

一般のインターホンは、在宅していなければ応答ができませんが、Wi-Fiを使ったインターホンであれば、外出先でもスマホで応答することが可能です。

一般に普及しているビデオドアベルやビデオインターホンは、自宅内にある端末で来訪者の映像が映ったり録画してくれるシステムですが、在宅していなければ応答はできません。

Wi-Fi対応のビデオインターホンであれば、誰かがドアベルを鳴らすと、スマホに通知が来るので、在宅していなくても、訪問者と通話することができます。

スマホで通話するときには、家にいないことを伝えてしまっては意味がありませんので、料理中であるとか、仕事の電話中であるなどを理由にして、応対できないことを伝えましょう。

こういったWi-Fi対応ビデオインターホンで在宅を装うことができれば、泥棒の侵入を防ぐことができるかもしれません。

機種や接続状況によって、通話しようとしても遅延が生じることがあり、必ずしも家にいるときと同じように通話できないことがありますので、これだけは対策にならないこともあります。

インターホンに録画機能がついている機種が多いですが、泥棒はマスクをしたりフードを被ったりして顔が映らないようにするようです。そのため、別の角度や場所にも録画できるカメラがあると重宝すると思います。

自宅にネット環境がない場合の防犯

防犯カメラやインターホンにはWi-Fiが必要になります。

もし、自宅にネット環境が整っていない場合は、Wi-Fi無しでもスマホへの通知を含めたセキュリティシステムを提供しているところもあるので検討してみてください。

セキュアル(Secual):窓やドアのセンサーの異常検知した場合、ブザーで警報したりスマホに通知してくれるシステムです。ゲートウェイ端末はコンセントに挿すだけ、人感センサーや開閉センサーは貼り付けるだけなので工事不要です。SIMカード内蔵ゲートウェイがあるのでWi-Fiがなくても利用可能です。月額1650円(自宅にWi-Fiがあれば1078円)。初期費用は設置するセンサーの数によって異なります。一つセンサーを設置した場合は12000円くらいですが、複数設置の場合は2~5万円くらいの初期費用がかかります。

リーフィー(leafee):センサーの取付け場所や数を自由に選んで、ホームセキュリティをスマホで管理できるシステムです。異常検知した場合、ブザーで警報したりスマホに通知します。Wi-Fiがなくても利用可能です。スターターセット(センサー2台+センターハブ1台)の初期費用は0円、月額2178円(自宅にWi-Fiがあれば1628円~)から利用できます。センサー1台のレンタルが385円/月で、設置数が増えると月額費用も上がります。機器は買取も可能ですが、初期費用や料金体系が異なります。14日間の無料トライアルがあります。

※料金とサービス内容は2023年現在。金額は税込。

簡単に安くWi-Fiを用意する方法

防犯を考えたとき、自宅やオフィスにWi-Fiがあった方が、月額コスト抑えられたり、防犯カメラなどの設備充実がしやすいと思います。

自宅にネット回線を入れるのが難しい場合は、ポケットWi-FiやSIM対応ルーター(モバイル回線を利用するWi-Fiルーター)を使って、ネット環境を作ることができます。

たとえば、アイ・オー・データのWiFi ルーターWN-CS300FRの場合、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルに対応しており、各社のSIM(MicroSIM)をセットすればインターネット回線を利用できます(工事不要)。

このWiFi ルーターWN-CS300FRは、ACアダプターが付いており、バッテリー搭載の持ち運び端末と違って据え置きで安定して使うことができます。また、有線LANとWi-Fi接続の両方に対応していますので、パソコンを繋いで使うこともできます。

楽天モバイルを利用した場合、データ無制限で月額3278円で利用できますので(20ギガまでは2178円)、ポケットWi-FiやSIM対応のWi-Fiルーターと組み合わせて使えば、月額5000~6000円ほどかかる光回線を導入するより月額コストは抑えられるでしょう。

動画を見たりオンライゲームを頻繁にするわけでなければ、こういった方法でWi-Fi環境を整えることも可能かと思います。

楽天モバイルの特典では、ポケットWi-Fiが1円で提供されていることもありますのでチェックしてみてください。

手頃な価格でネットワークカメラが普及している現在、Wi-Fi環境を整えれば、個人でも防犯カメラが簡単に設置&運用できるようになっています。

また、ネットワークカメラの中には、ペットカメラ子ども見守りカメラなどもあり、Wi-Fiがあれば、利用幅が広がります。

※ネットワークカメラの機種によって、モバイル通話回線を使ったポケットWi-FiやWi-Fiルータが使えないことがありますので事前に確認してください。

SwitchBotで在宅を装い泥棒を防ぐ

部屋の明かりをタイマーでオンオフして、人が家にいると思わせることができれば、特に夜間の泥棒の被害を防ぐことできるかもしれません。

近年は、SwitchBotプラグミニスマートプラグといった電源を遠隔操作できるコンセントプラグなどがあります。

スマホで電源の管理をして、ライトをスケージュールセットだけではなく、外出先からスマホでオンオフができたりもします。

SwitchBot プラグミニ スマートプラグのCM:

照明だけでは在宅を装うのは難しいかもしれませんが、カーテンも自動で開け締めできたらどうでしょうか。

家の明かりが決まった時間に点いたり消えたりするだけでは、不在を装うことは難しいことがあると思います。

不規則に電源を入れたり切ったりした上で、照明以外の家電もコントロールできたら、より在宅を装うことができるかもしれません。

SwitchBot はミニプラグでマネージメントができるだけでなく、見守りカメラ、スマートキー、スマート家電などがあり、防犯だけでなく日々の生活を便利にしてくれるシリーズもあります。

窓から簡単に侵入されない対策

私の自宅で泥棒に入られた際、家の裏側にある部屋の窓ガラスを割られ、窓を閉める金具のクレセントを解錠して窓を開けて侵入されました。

窓全体を割るというより、クレセント錠に近い部分を小さく割って手を入れ、窓を開けるという方法でした。

窓全体を叩き割ると大きな音がするので、クレセント錠の部分を狙ってガラスを割るというのは空き巣犯の常套手段のようです。

窓ガラスの防犯対策としては、簡単にできる方法として3つほどご紹介します。

一つは、ガラス専用防犯フィルムを貼ることです。

窓自体を防犯ガラスに変えることができればいいですが、結構な出費になりますし、窓が多ければさらに高額になります。

そこで、ガラス専用防犯フィルムを貼って対処してみるのはどうでしょう。

このフィルムを貼ることで、ガラスが割れにくくなります。侵入に時間がかかれば、見つかる確率が高くなって諦める泥棒もいるそうです。

2つ目は、サッシ用窓防犯ロックを付けることです。

窓に補助錠やロックを付けることで、窓ガラスの一部を割られてクレセントを解除して窓を開けようとしても、別にロックがかかっているので簡単に窓を開けることができません。

このタイプは100円ショップでも売っていますが、鍵がついていないので手を伸ばして簡単にロック解除できてしまいます。

窓の上下にこのロックを設置すれば、窓を大きく割らないと手が届かないので、多少時間稼ぎはできるかもしれませんが、鍵がついている方が効果が高いと思います。

窓1枚を派手に割られてしまうと窓を開けなくても侵入できてしまいますが、大きな音を出して侵入するには、泥棒側にもこっそり侵入できないというリスクが生じると思います。

小さい子供さんがいるお宅では、子供が知らない間に窓を開けて、そこから落ちてしまうようなことを防ぐアイテムとしても使えると思います。

3つ目は、窓用のセンサーアラームを設置することです。

窓が開くとセンサーが感知して、アラームが鳴るという簡単なものですが、静かに侵入しようとしているときにサイレンやアラームが鳴ったら、泥棒は侵入を躊躇するかもしれません。

リーベックスエルパというメーカーは、ドアチャイムやセンサーなど室内でのワイヤレス関連品が充実しているので、組み合わせることで一定のセキュリティ環境を作れると思います。

住所を非公開にする・バーチャルアドレスを使う

ネットショップが泥棒に狙われる可能性がある問題の一つが、特定商取引法という縛りの中で、住所をネットに公開していることがあげられます。

近年はストーカー被害なども考慮されて、個人運営のお店については、条件をみたす場合に限り住所と電話番号を非公開にすることが可能になりました。

ただし、この方法を取るためには、利用しているプラットフォーム(BASEのようなショッピングカートシステム)がこの制度に対応しており、個人事業者の現住所及び本人名義の電話番号を把握していることなどが必要になります。

詳しくは、特定商取引法は掲載しないといけないの?のページでご案内していますのでご参照ください。

すべてのシステムで利用できるわけではありませんので、該当しない場合は住所の公開が必要なると思います。

また、ショッピングモールに出店している場合は、それぞれ規約などがあるので、それに従って住所や電話番号の公開が必要になることがあります。

そこで、実住所を公開しない方法として、バーチャルオフィスの住所を使うお店が増えています。

バーチャルオフィスは、住所を貸してくれるサービスです。この借りた住所を使うことで、自宅住所を公開しないで、起業できたりフリーランスなどとして仕事する人たちもいます。

バーチャルオフィスでは、郵便や荷物を代理で受取ってもらうこともできます(有料)。

細かい条件や規約などがありますので、詳細はバーチャルオフィス提供会社に確認をして検討してください。

用意周到な犯罪グループであれば、商品を注文して、届いた荷物に貼られている送り状に記載されている住所を辿ってくるかもしれません。

商品をお客さん宛に発送する際には、お店の実住所を宅配の送り状に記載することが多いと思いますので、そこからバレてしまう可能性があります。

ここまでやって住所を特定されるようであれば、前出の通り自宅兼お店で物理的な防犯対策が必要になってくるでしょう。

休業日の告知と休み中のSNSの利用について

お店を休業する場合は、ホームページやSNSで告知をすると思います。

中には、お休み中の旅行スケジュールまで告知しているショップオーナーさんがいます。

これでは、家やお店を不在にすることを泥棒に教えているようなものではないでしょうか。

お店のオーナーさんの中には、SNSでセレブっぽい雰囲気を出すために、外食や旅行などの情報を頻繁にあげて、お客さんやフォロワーさんを引きつけようとする人たちがいます。

SNSはリアルタイムで発信していくことでフォロワーさんにアピールする面があるので、それをお店の経営戦略の一つとしてやっているのであれば、それはそれでよろしいかと思います。

安全を第一に考えるのであれば、旅行から戻ってきた後で、こんな所に行って楽しんできましたといった報告でもいいかもしれません。

前出でも述べてきましたが、泥棒に入られない一つの対策として、不在を知らせない、または在宅を装うという方法から考えると、わざわざ家やお店にいません(盗みに入るなら今がチャンスですよ)といった告知をする必要はないかと思います。

自宅とお店を別にするのが理想だけど

私の知り合いのお店では、自宅でネットショップを運営していますが、自宅から少し離れたところに小さな倉庫を建てました。

高価な貴金属やブランド品などを狙った強盗のニュースを見るたびに不安になって、家族に危険が及ばないように商品管理を自宅とは別の場所にしたかったそうです。

その倉庫では在庫管理と出荷作業がメインで、お店の住所はその倉庫にしているそうです。防犯対策をした上でセコムも契約しています。

お店の運営が軌道に乗って余裕が出れば、彼のように倉庫や事務所を建てたり、オフィスを別に借りるという方法が理想かもしれません。

子供さんや高齢の親の世話をしながら、自宅で仕事をしたいという方もいます。サラリーマンを辞めて独立した私の友人は、もう通勤は絶対に嫌だ!と言って自宅での運営にこだわっています(笑)

運営方法や場所は様々ですが、その環境に応じた防犯対策をぜひ考えてみてください。

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