ゆうパックの送料を安くする配送サービスは、イプシロン決済とイプシロン配送サービスに契約することで送料を安くすることを解説していました。
しなしながら、2018年10月に大幅な送料の値上げがあり、ゆうパックを安く送るサービスではなくなってしまいました。地域によって多少安いことはありますが、自分で郵便局に持込む料金に近いと思います。以下は、送料改定前の情報に基づいてご案内したものです。予めご了承ください。
ゆうパックの割引は、ゆうパックスマホ割を利用して送料割引を得る方法があります。
ヤマト運輸を利用するのであれば、クロネコメンバーになって送料を安くしようをご参照ください。
※イプシロン配送サービスのみでは契約できません。イプシロン決済を使っているショップさん限定となりますのでご留意ください。
ゆうパックといえば、身近な郵便局で提供されている配送サービスですので、新しいネットショップでも導入しやすいでしょう。
ネットショップのための宅配会社を選ぶでもお話しましたが、ネットショップで配送会社を選ぶとしたら、ヤマト運輸、佐川急便、郵便局の中から選ぶことが多いと思います。
郵便局は元々地域密着というか、昔からどこにでもありますので、利用しやすいでしょう。
ゆうパックは、特別サービスがいいというわけではありませんが、私のお店で利用していた頃は、お客さんの反応は可もなく不可もなしといったところでした。
いずれの配送会社でも同じですが、送料を安くしたいと思ったとき、実績がないと値引き交渉は難しいです。担当者からは、「まずは、荷物を出していただいて、数量が増えたら考えましょう」といった感じなると思います。
そこで利用を考えたいのが、他社経由の大口割引を得られる配送サービスです。これなら、自分で各社や配達ドライバーと交渉しなくても安い送料で送れます。
今回ご紹介するのは、イプシロン配送サービスです。これは、決済会社大手のイプシロン株式会社が提供するゆうパックと西濃運輸のカンガルー特急便の割引サービスです。
イプシロン配送サービスだけでは契約できないので、まず、イプシロン決済を導入する必要があります。
このイプシロン決済が使える代表的なネット通販運営システムは、カラーミーショップやMakeShopになります。
たとえば、初めてネットショップを開店する際には、「カラーミーショップ」でネットショップをオープン→「イプシロン決済導入」→「イプシロン配送サービス導入」という流れになります。
どれくらい送料が安いかというと、60サイズの荷物(宅配用の小さい箱)を送ると東京~大阪が450円、東京~北海道が600円です。同じ関東圏なら420円で送ることが出来ます。ちなみに、ゆうパックの通常料金は、東京~大阪:700円、東京~北海道:900円になります(郵便局へ荷物を持ち込んだ場合)。宅急便ですと、東京~大阪:740円、東京~北海道:1060円になります(宅急便窓口に荷物を持ち込んだ場合)。
2018年10月1日より、イプシロンでの配送サービスの料金改定があり、大幅な値上げがありました。現状では、イプシロンと契約する利便性は失われてしまっております。
イプシロン配送サービスでは、西濃運輸のカンガルー便も契約できるのですが、個人的に西濃運輸は他社と比べて、どうしても見劣りしてしまうので特にここではご紹介しません。
西濃運輸は、BtoBや家具など大きい商品を扱うときにはよいのかもしれません。それ以外では、送料をケチってお客さんからのクレームを招くことになりかねないと思いますので気をつけてください。
お店を始めたばかりとか、個人ショップでは、大手で提供される送料割引はまず引き出せないと思いますので検討の価値は十分あると思います。
イプシロン配送サービスでは、ネット通販でよく使われる代引きもご利用になれます。
少し気をつけたい点は、取扱商品がゆうパックで送れるのかということです。
ヤマト運輸や佐川急便はトラック&列車輸送が多いですが、ゆうパックは航空便を多様しているので、危険物で引っかかってしまうと発送できません。配送不可の商品は、ゆうパックのページにて確認してください。
イプシロン配送サービスのデメリットとしては、単体では利用できないので、イプシロン決済を導入する必要があります。また、集荷のみとなりますので、急ぎで郵便窓口に荷物を持っていっても割引対象になりません。
他社では、月々の会費や手数料(数千円)を払って、佐川急便の送料を安くすることができるところがあります。月額固定の手数料がかかりますので、毎月たくさん荷物を出すお店以外は損になってしまうかもしれません。
商品を倉庫に預けて、そこから発送代行をしてくれる会社でも送料を安くしてくれることがあります。発送代行会社では、倉庫で色々なお店や会社から荷物を預かって発送をしています。毎月たくさんの荷物を出すので、宅配会社から優遇された送料が適用されています。
こういった優遇された送料をお客さん(荷物を預けるお店や会社)に還元している発送代行会社では、送料と発送代行手数料を合わせても、自分で荷物を出すのに比べてそれほど大きな料金差がないことがあります。商品を倉庫に預けて、発送代行を依頼したいときには、物流倉庫一括.jp などで見積りをとってみてはいかがでしょうか。
※料金体系やサービス内容は執筆時のものです。詳細や現状については各社ホームページにてご確認ください。