本気でネットショップを始めようと思われるのであれば、まずパソコンを使えるようになって、インターネットを体験し学びましょう。
過去に何度かオンラインショップに関して説明させていただく機会がありましたが、パソコンやインターネットの使い方などの基礎知識が無くて話が全然進まず、結局、ネット初心者コースで行うような説明をして時間が過ぎてしまったことがあります。
せっかくオンラインショップ運営の実情やノウハウが学べるチャンスなのにもったいないと思ってしまいました。
パソコンやスマートフォンは余り使わない、ネットショッピングもあまり利用したことがないというような方に、ネット通販の運営について説明しようとしても、なかなか難しいです。
結局、パソコンの使い方やインターネットに関する簡単なお話しで終わってしまうこともあります。
肝心なオンラインショップ運営のお話は余りできないで終わってしまい、では、また別の機会に更に詳しく教えてくださいということになるのですが。。。大変申し訳ない気持ちですが、次回いつお会いできるのか分かりません。
昨今、パソコンスクールでは、低価格でパソコンの基本的な使い方から、インターネット、ウェブ、ブログ、メール、ツイッターなどの使い方を教えてくれます。
さらに、専門的にWebデザインやWebマーケティングなどを学べる講座もたくさんあります。
本気で、ネット販売をしようと思うなら、やはりその種の勉強は進んで行われておいた方がよろしいと思います。
インターネット販売の基本的な講座や一定のノウハウを学べる機会も増えてきています。
最前線で活動している人から教わるセミナーなどは、高額になることがあります。もし、本気で学ばれるのであれば、機会を逃さない準備をされることをお勧めします。
パソコンを基礎から学ぶ
今現在、どの程度のパソコンスキルを持っているのかによりますが、余りパソコンを使っていないのであれば、基礎から学ぶ必要があるかと思います。
スマホでいろいろできるようになった現在では、パソコンを買ったものの、全然使っていないという方も多いかもしれません。
ネットで商売をしようと思ったら、パソコンを使えるということは必須と言ってもいいでしょう。小規模な個人ショップでは、スマホだけでこなしている人もいますが、通常はパソコンが必要になってきます。
基本から言えば、パソコンの電源の入れ方から、Windowsの基礎的な使い方、キーボードやマウスの操作、メールの使い方、ネットへの接続方法、データの保存方法など、一連の操作を学ぶ必要があるでしょう。
一冊本を買ってきて学んでもいいですし、教室に通って学ぶのもいいと思います。
パソコンの使い方講座は、カルチャーセンター、市民講座、商工会議所、オンライン講座などでパソコン基礎講座といったものが提供されています。
特に、役所や商工会議所などが主催している講座は、無料~低価格で行われていることがあります。いきなり高額な講座に申し込むより、こういった市民講座のような手軽なものから始めてみてはどうでしょうか。
ITパスポートで基礎知識をつける
コンピューターやネットを基本から学ぶという意味で、ITパスポートという資格があります。ITの基礎的な知識を学ぶには丁度よい国家資格だと思います。
2018年の受験料は5700円(税込)、2024年の受験手数料は7500円と値上がりしています。こういった試験は、年々出題される範囲が広がったり難しくなったり、値段が上がってきますね。
ITパスポートは、情報処理技術者試験の初級ともいえる資格ですが、内容は法務、経営、システム、ソフトウェア、ネットワーク、セキュリティといった多岐に渡ります。就職のために取っておこうという学生さんも増えているそうです。
エントリーレベルですので、広く浅く学ぶ資格と言ってもいいかもしれません。ネットショップを始めるための予備知識としては、まずは十分なところだと思います。
ネットショップに限らず、近年はどこでもITの知識は必要になってきており、ネットやパソコンを使う仕事であれば、この分野に特化した単語や知識が役立つことがあるでしょう。
ソフトウェアやITエンジニア系の会社では、初歩過ぎて必要ないとまで言われてしまう資格ですが、パソコンやネット関連に馴染みのないときには、ここからスタートしてみてはどうかと思います。
まずはITパソポートからスタートして、更に知識を深めるのであれば、情報セキュリティマネジメントや基本情報技術者試験へ挑戦してみるのもよいかもしれません。
ウェブデザインをオンラインコースで学ぶ
ネットショップやネット関連の仕事に直結してくるのが、Webデザインです。
ショップのデザインに関わってくるものは、既成のものをお金を出して買うことができる他、専門の会社に依頼することができます。
しかし、自分でウェブサイトを作る知識があれば、外部に発注する余計なコストが削減できますし、何より自分の思い描いたサイトが作れるという強みになります。
自分でサイトが作れないときは、お金を出して買ったり、無料で公開されているデザインを使ったりすることになります。
無料で使えるものでも、それなりにキレイで機能性もありますが、沢山の人が使っているので見栄えしないことがあります。また、細かい部分では、自分で修正する必要が出てくるので、ある程度の知識があればとても役立ちます。
自分でネットショップやブログを作ったりすることができるだけではなく、センスや技術があれば、ウェブデザインを本職にすることも可能です。
👉自宅でワードプレスを学習してオリジナルサイトを作成する講座
私は複数のサイトを運営していますが、ゼロから作るのは時間がかかるので、多くは既成のデザイン(テンプレート)を購入した後に自分で手直しして使っています。
特に力を入れているネットショップに限っては、ウェブデザイン会社に依頼してオリジナルのデザインにしてもらうことがあります。制作担当は女性の方が多いです。希望をしっかり聞いてくれて、いつもきれいな仕上がりで満足しています。
ネットショップ検定で実務の基礎を学ぶ
ネットショップについて知識を増やしたいというのであれば、ネットショップ検定というものがあります。
ネットショップ検定は、EC業界やネットショップでの実務能力アップを図り、人材の育成・就職・独立起業支援を目的とした検定試験です。
ネットショップ実務士になるための検定試験とは?のページで、ご案内していますので参考にしてください。
自分でもネットで買い物をする
インターネットで何も購入したことのない方が、販売だけやってみようというのは少し無理があるかもしれません。
楽天市場に出店したいけど、楽天で注文したことがないとか、アマゾンで売りたいけど、アマゾンで買ったことがない・・・
購入者であるお客さんの気持ちになる意味でも、色々なショップへ注文して、ネットショッピングの便利さや楽しさを知ってから、販売にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
まずは自分が利用してみる、それがオンラインショップを成功させる最初の一歩ではないかと思います。
マーケティングを学ぶ
早くネットで売れるようになりたい、自分のネットビジネスを確立したいと思うのであれば、WEBマーケティングを学んで、実際にどのようにしてネットで売るのか具体的に理解していくことが必要かと思います。
私がネットで商売を始めたころは、ネットショップ自体まだ少ない時代で、ネット販売のマニュアルのようなものは存在しませんでした。手探りで色々試しながら販売していて楽しかった面もありますが、非常に手間のかかる作業でした。
現在、ネット販売方法やWEBマーケティングが確立されてきて(新しい技術とともに進化していますが)、知識や法則を活用すればかなり売れるようになると思います。
逆に知識がないと全然売れないというのも珍しくありません。せっかく攻略本やマニュアルのようなものがあるなら、利用しない手はないでしょう。
Webマーケティングを解説した書籍をはじめ、体系的に学べるオンライン講座もたくさんあります。
一例として、Webマーケティングスクール「WebRu」を上げると、この講座は未経験からWebスキルが取得できるカリキュラムが組まれています。
内容的には、マーケティングはもちろんのこと、Webデザイン、広告運用方法、ライティング術など、ネットで売るために必要なコースが揃っています。講師に質問ができたり、課題添削もあるため、ただ講義を聞いて終わりではありません。
Webマーケティングは20~30万円以上するような高額な講座が多いのですが、WebRUはサブスクにすることで月額1万円ほどで提供されています。毎月、英会話やジムに通うくらいの料金で、Webマーケティングが学べるというのはいい時代になったと感じます。
地図を持たずに何とかなると思って旅に出たけど、どこにもたどり着けず旅が終わってしまうのと同じように、何も成果が得られないうちに自分のビジネスが終わってしまわないようにしたいものです。
闇雲に頑張っても、時間だけ過ぎてしまうかもしれません。どうして売れないだ!と悶々とした日々を過ごすのは辛いです。
自分なりのやり方でやりたいというこだわりがあるなら別ですが、すでに確立したマニュアルやスキルを活用して成功していくのも一つの方法だと思います。
パソコンの基礎から学んで、Webマーケティングを学ぶところまでくれば、ネットショップやネットで商売を成功させていく道筋は見えてくるのではないかと思います。