実店舗のサービスの低下が、ネットショップへお客さんを呼び込むことになっているのではないか?と思うことがありました。
先日、車のタイヤ交換が必要になって、大手のカー用品店に行きました。 4本タイヤを替えるとなると結構なお値段なので、それなりの市場調査はしたかったのでいくつかお店を回りました。
担当者によって当たり外れがあるので一概には言えないのですが、商品知識は多少あっても顧客サービス度においては非常に落第点のケースが多いかなと感じました。こういった対応からお客さんがネットに流れてしまっている現状は無いだろうかと思ったほどです。
昔は、実店舗の方がサービスが良くてネットは怪しい・・・そんな感じでした。 でも、いまやネットの方が激戦区で、価格とサービスレベルがかなり高くなってきているのではないでしょうか。
実際、全国レベルでネットショップ同士が競い合っているのですから、ローカルで競い合うより厳しい戦いといえるところがあるでしょう。
実店舗に出向いても、対応があまりよくない&値段もそれほど安くない・・・ということであれば、安くて丁寧なネットショップで買うということになるのでしょう。
私の場合も、お店では色々価格を比べたいのに、どこでも1~2商品の見積もりしか出してくませんでした。しかも、こちらの希望より、お店に在庫がある商品やオススメの値段が高い商品が優先でした。
他のお客さんも接客を待っている都合、質問を色々したくても早々に切り上げられてしまい、適当に扱われてしまった感じは否めません。
ネットであれば、ショッピングカートを使って商品を追加していけば、合計がいくらなのかすぐに分かります。 ポイント割引やクーポン割引といったものも、基本的には、ショッピングカートが自動計算してくれます。
安いお店、丁寧なお店、情報が充実しているお店など、ネットでは一目瞭然です。 しかも、全国のお店から選べるので、地元の数店舗に限る必要がありません。お問合せフォームで質問すれば、翌日には丁寧なお返事が来ています。
結局、私は遠方(北海道)のネットショップからタイヤを買って、地元のショップでタイヤを付け替えてもらいいました。もちろん、地元のカー用品店で買うよりかなり安く、そして、ストレスもありません。
実店舗で成功しているところはたくさんあるので、必ずしもネットショップが有利とはいえないケースもたくさんあります。 でも、実店舗でお客さんがストレスをためてしまうようなことをネットショップが解消してくれることが結構あります。
つまり、実店舗で買うと面倒&イライラするところに、ネットショップのチャンスが眠っているのではないでしょうか。お店を運営するとき、そして、新しいお店を始めようとするときには、その辺りも考えてみてください。