毎年8月の中ごろはお盆休みや夏休みとして、お休みをとるお店が多いと思います。
ネットショップも例外ではなく、夏休みをとって体を休めたり英気を養う方が多いでしょう。この時期に気をつけたいのが、休業期間の告知です。
休業期間の告知方法
休暇期間については、お客さんに十分周知しておかないと「注文商品が届かない!」「連絡がこない!」といったクレームに繋がってしまうことがあります。
ネットショップは、基本、24時間365日オープンしているので、コンビニのように休業日は無いと思っているお客さんが結構います。
実際、大きなネットショップではスタッフが交代で夏休みを取るなどして、通常通り営業しているところもあります。
そこで、お店をお休みにする際には、ホームページでの告知、自動配信メールの変更、ブログやFacebookなどでも休業を伝えるといった万全な対策をした方がいいでしょう。
ホームページにちょっとお休み期間を掲載したくらいでは、お客さんが気がつかないことがありますので注意が必要です。
ショップによっては、夏休みを大々的に告知してしまうと注文が減るので、わざとお休みの案内を小さく掲載していることがあります。
お客さんとしては、お休みの告知が見当たらなければ、すぐに発送してくれるものと思って注文してしまうと思います。
変に小細工したりするくらいなら、逆にお休みを少しアピールして、その間の注文に粗品を差し上げるとか、送料割引などお得感を出した方がいいかもしれません。
休業期間を利用したセールは要注意
休みの時期と平行してセールをやることは注意したいです。
「夏季休業でお客様にご迷惑をおかけしますので、この期間は30%オフにさせていただきます!」といったようなセールをするお店があります。
お店側としては、セールの理由付けを常に探しているので、夏季休業をセールに繋げるという考えもアリだとは思います。
お休み期間中に販促をすると注文が増すかもしれませんが、お客さんからの問合わせも増える可能性があります。
注文をキャンセルしたい、注文を変更したい、メールアドレスの記入を間違えた・・・といったような問合せでは、お客さんはお店から返信がすぐ来ることを期待しています。
セールをやっているのに、お店はお休みで対応するスタッフがいないのでは、お客さんに心配や迷惑をかけてしまいます。
セールをやるのであれば、配送作業はお休み明けで仕方ないとしても、日々のメール対応だけはやった方がよいと思います。
告知ができないショッピングサイト
一部のショッピングサイトでは告知スペースがなかったり、自動返信メールをショップ側で変更することができません。
苦肉の策で、一番目立つ商品ページを告知のために代用してご案内するようなケースがありますが、正直、お客さんには分かりにくいです。
前出でご案内したとおり、これではお客さんへの夏季休業の告知が十分にできない可能性があります。
注文後に自動送信されるメールも変更できないケースでは、「夏季休業で発送が遅れます」ということを一番に伝えたいのにそれもできません。
残念ですが、こういったシステムの下では、完全なお休みにするのは難しいです。
お休み中でも、お客さんからのメールは日々チェックして、お店の休業案内も含めて、個別にメール返信する必要があるでしょう。
カラーミーショップ やMakeShop など有料のネットショッピングシステムでは、お店側で自動返信メールなどが自由に設定できますので、お休み期間もある程度安心していられます。
休業明けが楽しくなるように
休業期間が明けてメールや受注情報をチェックするのは楽しい反面、緊張する面もあります。
楽しい面は、お休みの間も注文が入っていることです。
逆に緊張するのは、休業期間を理由としたクレームです。
「早く発送して!」「連絡しても返信がなくてどうなっているんですか!」なんてメールが入っていると、せっかく休業でリフレッシュしたのに初日から凹みます。
こんなクレームが来ないように、夏休みの告知はしっかりしておきたいものです。