あなたのお店では、どんな配送方法を利用していますか?
ネット通販の配送といえば、メール便、ゆうメール、ゆうパック、ヤマト運輸、佐川急便など色々な選択肢があります。
大手のネットショップ運用ASPでは、送料、配送方法、決済方法が細かく設定できます。こういった設定をしっかり行っておくと、日々の受注や発送作業をスムーズに行うことができるようになると思います。
たとえば、カラーミーショップの配送方法は、メール便、佐川急便、ヤマト運輸、ゆうパックなど複数が設定できます。
あまり複雑にするとお客さんが混乱してしまうので、普通のお店であれば、2種類あれば十分だと思います。
カラーミーショップでは、配送方法に絡んで、決済方法が選べる便利な機能もあります。
一番分かりやすいところでは、メール便に関する決済方法でしょう。
メール便では「代引き」が利用できません。
ショッピングカートやショッピングモールのシステムの中には、メール便を選択しても決済方法から「代引き」を外すことができません。
そのため、お客さんの中には配送方法は「メール便」、そして、支払い方法に「代引き」を選んでしまうことがあります。
ネットショップで注文したことのある方なら、「こちらの商品はメール便で発送します。代引きは使えません!」といった注意書きが書かれているページを見たことがあるかもしれません。
いくら商品ページで注意を促しても、注文画面で選べるようになっていれば、「メール便+代引き」で注文してしまうお客さんが結構います。
そうなるとお客さんに連絡をして、「メール便では代引きは選べません。どうしますか?」という手間のかかるメールのやり取りが始まることになります。
カラーミーショップでの設定は簡単で、配送方法の設定枠で「利用不可決済」を選びます。
これは、配送方法によってお客さんが選べる(選べない)決済方法を予め設定できる機能です。
お客さんが配送方法で「メール便」を選んだ場合、次の画面で出てくるお支払いの選択の中で、「代引き」が表示されないように設定できます。
下はカラーミーショップの配送方法設定画面の一部です。その中で、「利用不可決済」があるのですが、それを選択するとお客さんが注文するときには、その支払い方法が表示されません。
この画面上では、利用できない決済に「代引き」と「NP後払い」を選んでいます。これで、注文画面の支払い選択枠ではこの二つの決済方法は表示されません。
これは配送方法ごとに設定できるのでとても便利です。
いずれにも印を入れなければ、すべての決済が利用できることになります。
便利な機能ですが、余り細かい設定にするとお客さんを混乱させてしまいますので注意が必要です。
「メール便+代引き」は、元々組み合わせられないので仕方ないですが、特定の決済方法に誘導したいために、配送方法とその決済だけを組み合わせたりするとお客さんには分かりにくいです。
細かい設定でいえば、商品ごとに送料を設定できる機能があります。
しかし、これを買うと送料80円、これは300円、それは550円というように細かく設定していると管理が大変です。
メール便と宅急便で送料が異なるのは分かりますが、商品ごとの設定に関しては慎重に考えたいものです。
家電製品で、ドライヤーと冷蔵庫が同じ送料ではおかしいですから、商品ごとの送料設定はショップによっては必要でしょう。
でも、同じような雑貨を扱っていて、サイズが多少異なるからということで、送料の設定を細かくすると運営する側も手間ですし、注文する側にとっても分かりにくいです。
今はまとめて買うと送料が安くなる、または無料になるというのがネットショッピングの流れなので、その辺りをじっくり考えてシンプルな送料を設定されることをお勧めします。
一昔前のショッピングカートでは、発送方法は一つしか選べなかったり、配送方法に合わせた決済方法の選択という細かい設定がなかったため、注文後にお店とお客さんとの間で面倒なやり取りをしなければならないことがよくありました。
現在では、細かい設定ができるショッピングカートが主流なので、予め様々な注文パターンやお客さんの行動を予測して、注文後に問題が発生しないように準備をしておきましょう。