12/6まで「Amazon ブラックフライデー」▶

休業日の告知とショップサイトの設定

休業日の案内を出す ネットショップ運営の基礎

ネットショップの夏休み告知をしようのページでご案内しましたが、休業期間はお客さんに十分周知しておかないと「注文商品が届かない!」「連絡がこない!」といったクレームに繋がってしまうことがあります。

ゴールデンウィーク、夏休み(お盆休み)、年末年始休みなど、世の中には一定の休業期間があります。ネットショップを行っている場合でも、こういったお休みを取るお店が多いと思います。

お客さんに迷惑を掛けることがないように、休業日のご案内をしっかりしましょう。できれば、休業期間中でもメールチェックだけはした方がよいと思います。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

休業日なのに注文がガンガン入る・・・なぜ!?

通常、休業日の案内を出すと注文は減るのですが、ある年のゴールデンウィークに注文がガンガン入ってくることがありました。

私のお店では、お休みでもメールはチェックするようにしています。

注文がたくさん入っていてうれしい反面、休みなのに何で?と疑問に思って、アクセス状況を見てみるとスマートフォントとモバイル用のサイトから集中的に注文が入っていました。

検索エンジンでうまくヒットしたのかな?と思ったのですが、自分のスマホで何気にホームページを観たところ、休業案内が全然出ていませんでした!

PC版のホームページは、分かりやすい告知バナーを使って休業日の案内を出していたのですが、スマホとモバイル用サイトの設定を忘れていたのです。

近年はどこもレスポンシブデザインになっており、パソコン、スマホ、ガラケー用にそれぞれ別々にホームページを設定しなくてもよい形式になっていましたが、当時利用していたショッピングカードはそれぞれ別に設定しなければいけないことをすっかり忘れていたのです。

 

休業日だからどうする?

お店の休業日告知がしっかりできていない事態に、私のお店の選択肢は二つありました。

選択1:メールでお詫びして休み明けに出荷させてもらう

選択2:仕事する

旅行中とか海外にいて対応が無理という状況ではなかったので、仕事をすることにしました。連休初日から休暇モードは吹っ飛びました(笑)

運よく、連休の初日で気がついたので、その後は告知をしっかりしてトラブルは避けられましたが、メールをチェックしていなかったら休業明けにクレームの嵐になっていたかもしれません。

 

トップページでの休業告知だけでは十分ではない

ネットショップでは、トップページの分かりやすいところにお休みの告知をされていると思いますが、それだけでは十分ではない可能性があります。

多くのお客さんは、必ずしもトップページから入ってくれるとは限りません。実際には、グーグルやヤフーの検索で、特定の商品ページにアクセスされてくる方が多いと思います。

商品ページに直接アクセスされたとき、お店がお休みであるか分からなければ、お客さんは営業しているものと思って注文してくる可能性があります。

そこで、全ページで休業案内が表示されるようにするのがベストです。それが出来ない場合は、最低でもトップページと注文ページには休業案内が表示されるように記載する必要があるでしょう。

(1)トップページでの休業日告知

休業日の告知は、面倒ですが複数の方法でする必要があります。

まずは、ショップのトップページです。ここではしっかり告知をした方が良いです。

たとえば、カラーミーショップの場合は、トップページといっても、パソコン、スマホ・タブレット、モバイル(ガラケー等)用にそれぞれ設定する必要があります(ショップデザインにより異なります/執筆時)。

(a)パソコン用に「お知らせ」を設定する場合、「ショップ作成→ショップ情報設定→トップページ設定→お知らせ」の画面に移動します↓

カラーミーショップ・トップページ設定

カラーミーショップお知らせ画面

(b)スマートフォン用に「お知らせ」を設定する場合、「ショップ作成→スマートフォンショップ設定→トップページ設定→お知らせ」の画面に移動します↓

カラーミーショップ設定画面

(c)モバイル用に「お知らせ」を設定する場合、「ショップ作成→モバイルショップ設定→トップページ設定→お知らせ」の画面に移動します↓

カラーミーショップ設定

(2)注文ページでの告知

注文ページで告知できるとお客さんが注文するか否かを判断するのに分かりやすいと思います。

発送に関するページで、休業期間で発送が遅れることを告知できるとよいでしょう。

「ショック作成→配送基本設定→配送の備考コメント」でも告知が可能です。

(3)すべてのページで告知する

すべてのページで告知する場合は、ショップロゴやトップバナーの画像に休業日の告知を入れるなどしてお休みを告知する方法、フッターに休業日を記載する方法などもあります。

フッターなどを変更する場合、ページデザイン部分に追記することになるので、htmlの知識が少し必要になります。

(4)自動送信メールでの告知

自動送信のメールはショップ運営システムによっては変えられない場合があります。

カラーミーショップでは自動送信メールの変更が可能なので、そこで休業日であることを告知しましょう。

ホームページ上で休業日の告知をしていても、注文ができる以上、お客さんの中にはすぐに発送してくれると勘違いしてしまう方がいます。

ご注文の控えを自動送信する際に、自動返信メール内で休業期間であることを通知できると混乱が避けられると思います。

「ショップ作成→メール設定→メール内容設定」で変更します。

カラーミーショップ・メール設定

※休業日が終わったら、設定を元に戻すことを忘れないでください。時々、もう春だというのに年末年始の案内を出している、冬なのに夏季休業期間の案内を掲載しているようなショップさんがあります。細かく設定するとどこを変更したのか忘れてしまうことがありますので、予め変更した箇所をメモするなどした方がよいかと思います。

 

完全な休業にするのは難しい

ネットショップオーナーさんによっては、完全にネットから離れて休みを取りたいという人もいるでしょう。せっかくの休みなのだからお店のことは考えずに休みたいという気持ちはよくわかります。

ただ、ネットショップの場合は、お休みにしても注文ができる状態になっていれば、完全に休業するというのは難しいかもしれません。

自動返信メールの内容が変えられないシステムの場合は、お休みでもお客さんからのメールチェックはした方がいいと思います。

お客さんからは、「注文をキャンセルしたい、注文したけどメール返信が来ない、お休みで不在になりそうなので配達日時を変えたい」など様々な依頼やお問合せがきます。

お休みとはいえ、注文に関する問合せを数日間にわたって放置してしまうと、お客さんが不安になってしまうことがあります。

特にスマホ依存度が高いの人たちは、すぐに返信がこないと精神的に耐えられない人たちがいます。

緊急以外のメール返信は休業日明けでよいと思いますが、とりあえず、もし問題が発生しても大事にならないように、日々、メールだけは目を通しておいた方がトラブルが避けられると思います。

 

休業期間だけ支払い方法を制限する

休暇中に海外に行くようなときは、渡航先のネット事情で自由にメールチェックができなかったり、ネットショップの状態が確認できないようなことがあります。

お店側で休業の告知をしていても、注文ができる以上、お客さんの中にはすぐに発送してくれると思っている方がいます。アマゾンなど大手のネットショップ利用に慣れているお客さんにとって、ネットショップに休みはありません。

休業を知らずに注文してしまうお客さんの対応として、決済方法をコンビニ後払いなどに限定してしまう方法があります。

休業期間中にネットショップで全く注文できないようにする方法は、システム的に面倒ですし、お客さんに廃業したと思われるかもしれません。そこで、出口を小さくする(注文し難くする)方法を取るお店があります。

クレジットカード決済やキャリア決済(スマホ決済)といった前払い的なものを一時的に決済の項目から外して、とりあえず注文の際に支払いが発生しないようにします。

クレジットカード決済で注文して、商品がすぐに発送されてこないとお客さんは心配になってしまうと思います。

支払い方法を制限する方法は、注文がこなくなってしまうリスクが高いですが、支払ったのに商品がこない!メール連絡がない!というクレームは軽減できると思います。

極端なケースですが、海外旅行に行って予定通りに帰ってこれないときもあるでしょう。また、ケガや病気などで帰国が遅れることもあるかもしれません。一人で運営しているときは、そういったケースも考慮しておいた方がよいと思います。

もちろん、決済方法を制限しているのは休業のためで、休み明けには通常に戻ることはショップページにて告知しておきます。

 

連絡さえできれば安心してもらえる

お客さんに連絡するときには、「○月○日までは休業している」ということを伝えた上で、お店の対応を説明すれば、対応できること/できないことないことが分かってもらえると思います。

旅行などで自宅や事務所にいなくて出荷など物理的な対応は不可だとしても、お店から連絡さえあれば、お客さんは安心してくれることが多いです。

トラブルが発生して放置しておくと、メールがたくさん来ていたり、ネットショップのレビュー、ブログ、Facebook、Twitterなど様々なところが荒らされる可能性があります。

お休み明けにびっくりした事態にならないように、休業期間でも自分のウェブサイトやメールを日に一回くらいはチェックする労力は惜しまない方がいいかなと思います。

余談ですが、休業中に旅行などに行っていることは、ショップサイトに告知しない方がいいでしょう。お店のブログやインスタなどでも同様です。

ネットで店舗の住所を公開している場合、休業中に泥棒に入られる可能性がゼロではありません。詳しくは、旅行に出る前に自宅とお店の防犯対策をしましょうのページでお話していますのでご参照ください。

スポンサーリンク
ネットショップ運営の基礎
お店の名前でドメインを登録しよう

お店の名前を連想できる世界に1つしかないオリジナルのドメインを登録しましょう。お名前.comは、ドメイン累計登録実績2,800万件という国内最大級のドメイン公式登録サービスです。.com .net .jp .xyz .tokyoなど600種類以上のドメイン取得が可能。年中無休の電話・メールのサポートがあります。初年度は1円といったキャンペーンがありますが、毎年更新料が必要なので翌年からの料金も確認してから申込んでください。

Xserverドメインは取得も更新も国内最安値

Xserverドメインでは主要ドメインが1円から取得可能。更新料も他社に比べて安いことが多く、ドメインが維持しやすいです。他社ドメイン会社では、Whois代理公開機能や維持調整費などの追加費用が加算されることがあります。Xserverドメインは、シンプルな料金体系で安心してドメインを取得および維持できます。

タイトルとURLをコピーしました